青蔵高原（チベット高原）の三江源地域（長(zhǎng)江、黃河、瀾滄江の源流域）は、世界の高標(biāo)高エリアの中で生物多様性が最も高い地域の1つであり、さまざまな種類(lèi)の鳥(niǎo)がここに生息している。鳥(niǎo)は高い場(chǎng)所を好むため、高さ數(shù)十メートルの送電鉄塔がおのずと鳥(niǎo)にとって理想的な巣作りの場(chǎng)所になる。これまで、鳥(niǎo)が口にくわえてきた針金や細(xì)い紐などを材料にして鉄塔の上で巣作りをすることが多かったため、感電事故を誘発しやすく、鳥(niǎo)が死傷したり、電力網(wǎng)のヒューズが飛んだりするなどの潛在的な危険があった。

そこで、國(guó)家電網(wǎng)公司青海省電力公司では、送電鉄塔の安全な場(chǎng)所に人工の鳥(niǎo)の巣を設(shè)置し、鳥(niǎo)がここで巣作りをするよう誘導(dǎo)し、鳥(niǎo)が電力設(shè)備の上で羽休めや巣作りをすることで引き起こされる感電などの問(wèn)題を効果的に解決した。この國(guó)家電網(wǎng)公司が青海省で実施した公益プロジェクトは「生命の鳥(niǎo)の巣」プロジェクトと呼ばれ、現(xiàn)在、中國(guó)の他の地域にも広がっている?！干硒B(niǎo)の巣」は三江源地域の生物多様性を効果的に保護(hù)するモデルケースとなり、人と自然が調(diào)和的に共生する心溫まる情景を描き出している。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年7月31日